スプレーパウダーで印刷表面がざらざらに(077)

機械調整


【概要】
包装紙の印刷物で,ベタ柄+ニスの仕様の場合,スプレーパウダーで表面がざらざらの印刷物になってしまいクレームになる事があります。ニスがパウダーをブツブツ状の紙の上に固着させているように観察されます。粒子の小さなものを使用した方が良いといと思われますが,パウダーの材質やシリコン加工の有無でどんな違いがでるのでしょうか。

【解決方法】
ベタ柄+ニス仕様の場合どうしてもパウダーを多くかけてしまいます。その要因としては,
1.パウダーが印刷物上に均一に散布していない
2.パウダー粒子が大きい。
3.パウダー量が多すぎる。
対策として
1.パウダーノズルの散布状況を確認する。
黒紙などの上に,散布し,数秒後,紙の上をこすり,指に白く粉がつけばOKです。そして,徐々に,目盛を絞り,適正量を調べます。
2.スプレーの粒子サイズにより印刷物に変化があるか調べる。
15μ,30μ,50μなどの種類があるので試してみます。
3.スプレー用ポンプのメンテナンスを行う
場合によっては,新規取替も行います(1ランクアップのポンプを使ってみる…菊半サイズなら四/六半〜菊全クラスのポンプを取り付けてみます。)
噴霧パワーが大きくなれば,当然,パウダ量を減じる事が可能となり,質問の内容等に対し,何らかの良い結果をもたらすでしょう。
4.出荷前に印刷物の余分なパウダーを取り去る。
風入れを行うとか,ブロアー付の紙揃え機などを使い,パウダーを取り去ります。

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この「印刷技術情報」に掲載している内容は,JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」,「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。現場で実際に起こっている問題に対しての具体的な対応策が示されていますので,多くの方々の参考になると考え公開しました。

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