リョービ/「RYOBI 1050」シリーズ用にUVキャスティング・フォイリングシステムを新開発

リョービ株式会社(代表取締役社長 吉川 進)は,菊全判寸延び高速オフセット多色印刷機RYOBI 1050シリーズ用のホログラム加工と箔押しが行えるUVキャスティング・フォイリングシステムを新開発した。UVキャスティングとは,印刷,UVニスコーティング後,専用のフィルムを被せUV照射することにより,UVニスを硬化させホログラム模様を印刷物に転写させる方法である。さらに,キャスティング用フィルムの代わりに箔押しフィルムを使用することで,付加価値の高い箔押し(フォイリング)が行える。ホログラムや箔押しは,パッケージ,書籍,偽造防止が求められる金券,カード類の印刷など幅広い分野に応用でき,高付加価値印刷の内製化によるコスト削減と,リードタイムの短縮が期待できる。

リョービではこのシステムをRYOBI 1050シリーズの1色,4色,5色,6色機に搭載可能とし,高付加価値印刷による差別化を進める印刷会社へ提案を行っていく。

来る2010年2月15日(月)〜18日(木)のリョービ株式会社 グラフィックシステム本部 広島東工場ショールームでの新商品に限定した内覧会にRYOBI 1050-1/UVキャスティング・フォイリングシステム付きモデルを初出品する。
国内の販売は,リョービイマジクス株式会社(代表取締役社長 浦上 彰)が担当する。

1.開発の概要
UVキャスティング・フォイリングシステムは,印刷物にホログラム効果を付加するキャスティングや箔押し(フォイリング)を可能にするシステムである。リョービは2007年,オフセット印刷と同時にキャスティング・フォイリングが行えるインラインのUVキャスティング・フォイリングシステムをRYOBI 750シリーズ用に開発した。RYOBI 750シリーズ用のインラインUVキャスティング・フォイリングシステムは1台で印刷とホログラム加工または,箔押しがインラインで行なえるため,生産効率が高まるとともに,安定した見当精度で高度な加工が行なえるため,付加価値印刷を取り組むお客様から注目を集めた。
ホログラム加工や箔押しは,出版・広告やセキュリティー関連など様々な場で利用されている。特に化粧品や高級ブランド商品のパッケージ分野では,デザイン性を高め・差別化を図る手法として,頻繁に利用されている。一方このパッケージ印刷分野では菊判を中心としたサイズで印刷から後加工までの生産ラインが構築されていることが多く,発売当初から市場ではUVキャスティング・フォイリングシステムの菊全機での開発要望が強くあった。リョービはこのような要望に対応して,菊全判オフセット印刷機RYOBI 1050シリーズ用のUVキャスティング・フォイリングシステムを新開発した。

UVキャスティング・フォイリングシステムはRYOBI 1050シリーズの1色,4色,5色,6色機に搭載できる。1色機のRYOBI 1050-1/UVキャスティング・フォイリングシステム付きモデルの場合,お客様の既設の印刷機との組み合わせで,ホログラム加工・箔押しの生産ラインが構築でき,内製化によるコスト削減が見込める。また,4〜6色機にこのシステムを搭載すれば,フルカラー印刷からホログラム加工または箔押しが,インラインで行なえリードタイムの短縮と省スペースが図れる。
この度のUVキャスティング・フォイリングシステムの開発により,RYOBI 1050シリーズの高付加価値印刷の汎用性がさらに向上する。リョービが提供するUVキャスティング・フォイリングシステムは,印刷物のさらなる高級化,高付加価値化の推進に寄与する装置であると確信している。

2.UVキャスティング・フォイリングのしくみ
ホログラム加工(キャスティング)
印刷,UVニスコーティング後,専用のフィルムを被せUV照射することにより,UVニスを硬化させる。フィルム上の微細な凹凸模様をニスコーティング上に転写して,ニスコーティング表面を加工することで,光の反射を利用したホログラム効果を得られる。

箔押し(フォイリング)
印刷後,印刷ユニットまたはコーティングユニットでUV硬化型の接着剤を塗布し箔を被せる。UV照射することにより接着剤を硬化させ,箔を印刷物に固着させる。
コーティングユニットを使用すると,印刷ユニットを使用した場合に比べ,さらに固着力の強い箔押しが行なえる。

3. システムの優位性
(1)既設の印刷機との組み合わせでホログラム加工・箔押しが内製化できる。(1050-1/UVキャスティング・フォイリングシステム付きモデル)
(2)印刷物へのホログラム加工または箔押しがインラインで行え,生産性を高めることができる。(4〜6色機/UVキャスティング・フォイリングシステム付きモデル)RYOBI 1050シリーズに搭載できるため省スペース化が可能。
(3)ホログラム加工用フィルムは巻き戻し,またはフィルムの送り出し側に載せ替えて複数回繰り返して使用が可能。
(4)グリッパーで確実な用紙の搬送をするため,安定した見当精度でホログラム加工や箔押しが可能。
(5)箔押し用接着剤は,固着力を優先したコーティングユニットと,細かいデザインに対応した印刷ユニットで塗布が可能。
(6)ホログラム加工や箔押しをしないときは,UVランプユニットを上昇させることができ,通常のランプユニットと圧胴の間に安全ガードが挿入されるので,機械運転中でもフィルムのセットや交換など準備作業が可能。

発売時期  2010年2月(出荷開始時期2010年7月予定)


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