リョービ株式会社(代表取締役社長 吉川 進)と,シナノケンシ株式会社(代表取締役社長 金子 元昭)は共同で,省エネルギーで環境負荷が少ない次世代の「LED−UV封筒印刷システム」を開発した。産業用LED−UV照射システムをパナソニック電工株式会社から供給を受け,開発に成功したものである。
このシステムのUV(紫外線)硬化には従来のランプ方式に替わって,長寿命,低消費電力のLED方式を採用しており,環境負荷の低減が課題となっている印刷業界において,次世代のUV印刷システムとして注目されている。
リョービは,このLED−UV印刷システムをA3判縦通しオフセット印刷機RYOBI 3300シリーズの2色機3302CA,3302HA,4色機3304HAに採用し,2009年2月13日から2月14日にリョービイマジクス東京支店ショールームで開催されるリョービ東京新春ショーにRYOBI 3302CAとシナノケンシUV3500−LEDの組合せで,参考出品するとともに,封筒へのカラー印刷の即乾実演を行なう。
UV乾燥装置は,乾燥時間なしで次工程へ回せる為,短納期対応として注目されている。環境トレンドが鮮明だった昨年のdrupa2008において,リョービは世界初の次世代LED−UV印刷システムを,菊四截寸延び高速オフセット印刷機RYOBI 525GXでデビューさせた後,B2判高速オフセット印刷機RYOBI 750 / 750Gシリーズ,A全判高速オフセット多色印刷機RYOBI 920シリーズと対応機種を大判化モデルに展開し,販売を開始している。
今回,ランプ式UV乾燥装置の用途展開で数多くの実績を持つシナノケンシと共同開発した参考出品モデルは,LED−UV搭載のA3判縦通し多色機で紙封筒の仕事に着目し,実用的なインキ裏移り防止,省エネルギー,環境対応,設置容易性について,数多くの印刷会社の声を聞き,お客様と共に進化させていくコンセプトでの出展を行う。
LED−UV封筒印刷システムは従来のランプ方式に比較して次のようなメリットを持っている。
(1)消費電力が70〜80%少なくてすみ,電気代が削減できる。
(2)光源が長寿命で交換頻度を大幅に減らすことができる。(対ランプ方式比較 15倍)
(3)オゾン発生がなく,環境にやさしい。また,換気のためのダクト工事が不要で,印刷システム全体がコンパクトである。
(4)UV即乾印刷により,紙封筒のインキ裏移りが防止できる。
(5)LED−UV印刷システムの特徴である印刷物からの臭いが軽減できる。従来は,箱詰めされた封筒を箱から取り出す際の臭いが,選定した諸材料によっては,気になることもある。
なお,リョービ東京新春ショーにおけるLED−UVに関する催しとしては,LED−UV印刷システムを採用したA全判高速オフセット4色印刷機RYOBI 924の印刷実演やパナソニック電工によるセミナーも予定されている。