リョービ/菊全判寸延び高速オフセット多色印刷機RYOBI 1050シリーズ登場

リョービ株式会社(代表取締役社長 吉川 進)は,菊全判寸延び高速オフセット多色印刷機RYOBI 1050シリーズを開発した。5月29日から6月11日までドイツのデュッセルドルフで開催されるdrupa 2008にRYOBI 1050-5(5色機)を初出展する。

 

開発の概要
リョービは,A3サイズからA2/B2/A1サイズまで短納期,高品質,高付加価値化など多様化する市場ニーズに対応した印刷機を提供するとともに,豊富なモデルバリエーションでお客様のお仕事に最適なシステムをご提案し,世界各国で高い評価をいただいてきた。また,市場においてA2/B2サイズのRYOBI 680/750シリーズの優れた機能を継承したB1サイズ印刷機の強い要望があった。

このたびリョービは,これまで培ってきたテクノロジーを結集し,新しいフラッグシップモデルとなる菊全判寸延び高速オフセット多色印刷機RYOBI 1050シリーズを開発した。RYOBI 1050シリーズは,生産性,品質,操作性,信頼性など印刷機に求められるすべての性能・機能を徹底追及し,印刷中の品質管理を自動で行うインライン印刷品質管理システムRYOBI PQSや,デュアルモニターにより操作性を一段と高めた印刷管理システムRYOBI PCS-Lなど魅力的な新システムを採用している。

RYOBI 1050シリーズの最大給紙寸法は1,085×780mmでB1判粗断ちサイズの用紙が給紙できる。また,最大印刷面積は1,050×710mmのSタイプと1,050×770mmのXLタイプを用意しており,お客様にニーズに合わせて選択が可能となっている。
リョービは,菊全判寸延びサイズのRYOBI 1050シリーズによって,B1サイズのオフセット枚葉印刷機の市場に本格的に参入し,さらにシェア拡大を図るとともに,相乗効果で既存のA3/A2/B2サイズの印刷機も販売拡大を狙っていく。

主な特長
(1)高品質印刷を可能にする優れた機能の数々
倍胴方式の印刷機構
印刷ユニットは,倍径の圧胴と倍径の渡し胴で構成されている。曲率半径の大きいシリンダーによって用紙を搬送するため,用紙のバタツキが少なく,厚紙印刷でも安定した用紙搬送を実現している。

シェル可動式スケルトン渡し胴(オプション)
RYOBI 1050シリーズは,シェル可動式のスケルトン渡し胴をオプションで搭載できる。印刷する用紙の種類や厚みによってシェルを可動させ,用紙搬送時での印刷物へのキズや汚れを抑え,安定した印刷品質を維持できる。
厚紙を使う場合,シェルを収納しスケルトンタイプの渡し胴にして印刷する。また,薄紙を印刷するときは,シェルを開いてシリンダー状の渡し胴に切り替えることができる。

渡し胴エアーガイドプレート(オプション)
渡し胴下には,高速印刷時でも用紙へのキズの発生を抑え用紙搬送するエアーガイドプレートをオプションで装備できる。プレートからのエアーにより,ガイドと印刷用紙との間に空気のクッションを形成させることで安定した用紙搬送が可能となる。

(2)徹底した印刷品質管理
インライン印刷品質管理システムRYOBI PQS(オプション)
インライン印刷品質管理システムRYOBI PQSは,印刷物の濃度管理を印刷機上で行えるシステムである。排紙部に搭載した高精度検紙カメラが搬送中の印刷用紙のカラーバーを撮像し濃度を測定する。測定データをもとに目標濃度との濃度差を算出し,印刷管理システムに自動でフィードバックしてインキツボキーの開き量を制御するので,色調調整作業の効率化と損紙削減が図れる。さらに,RYOBI PQSはヒッキーや汚れなど,印刷物の欠陥を検知して,合紙で自動選別することも可能である。

ヒッキー除去機能付き連続給水給湿装置リョービマチック-D Remote(オプション)
ヒッキー除去機能付き連続給水給湿装置リョービマチック-D Remote(オプション)は,水フォームローラーと版胴の周速差により,水フォームローラーをスリップさせ版面上の紙紛やインキかすなどを取り除くので,ヒッキーの発生を抑えることができる。

(3)高い生産性・操作性を実現する自動化機能
新しい印刷管理システムRYOBI PCS-L
新しい印刷管理システムRYOBI PCS-Lでは,デュアルタイプのオペレーションモニターを採用している。2つの設定画面をデュアルモニターに同時に表示し操作が行えるので,操作性がさらに向上している。

リョービプログラムインキング
プリプレスで算出された画像面積率データに合わせ,各色の変換カーブを自動選択する。この変換カーブをもとにインキツボの開き量,インキフォンテンローラーの回転速度,ダクターローラーのタッチ回数を制御し,最適なインキ供給を行うのでスピーディな印刷の立ち上がりと損紙の削減が可能となっている。

リョービ半自動刷版交換装置Semi-RPC(標準)
リョービ全自動刷版交換装置Full-RPC(オプション)
RYOBI 1050シリーズには,半自動刷版交換装置Semi-RPCを標準で,全自動刷版交換装置Full-RPCをオプションで用意している。Full-RPCは,給版・排版ともRYOBI PCS-Lのタッチモニターからの操作により,全自動で刷版を交換できるので版の交換作業からオペレーターを開放することができる。また,半自動刷版交換装置は,位置決めピンに合わせて版をセットし,ボタンを押すだけの簡単な操作で精度良く刷版の取付けが行える。どちらの刷版交換装置も版のくわえ,くわえ尻を曲げる必要がない。

(4)仕事の幅を広げる余裕の用紙サイズ
RYOBI 1050シリーズの最大給紙寸法は1,085×780mmでB1判粗断ちサイズの用紙(1,085×765mm)が給紙できる。また,最大印刷面積は1,050×710mmのSタイプと1,050×770mmのXLタイプを用意している。XLタイプのモデルでは,B1規格サイズ(1,030×728mm)のポスターが印刷可能である。さらに0.04 mmの薄紙から0.6 mm※までの厚紙の印刷にも対応している。ポスターやチラシ,パンフレットなどの商業印刷はもちろん,ラベルやパッケージの印刷にも1台でフレキシブルに対応できる。
※オプションで1mmの厚紙にも対応可能である。

(5)優れた給紙性能
ストリームフィーダー
ストリームフィーダーには,除電効果の高いブロアータイプの静電気除去装置を装備しており,薄紙から厚紙まで安定した給紙を実現している。

サクションテープフィーダー
2本のサクションテープがしっかりと用紙を保持し,前当てまでスムーズな給紙が行える。また,テープスローダウン機構により見当部で給紙速度を減速することで,前当て,引針での位置決めをより確実に行い,精度の高い給紙を実現している。

給紙パイル横位置自動調整
給紙パイルの横位置の微妙なズレを検知し給紙台を自動でスライドさせて位置調整するので,安定した給紙が行える。

エアー引針
エアーサクションを採用したエアー引針により,用紙にコロ跡が付く心配が不要となる。また,用紙の種類に合わせたエアー調整が簡単に,しかも運転中に行える。

(6)高付加価値印刷に対応
インラインコーティングシステム
水性またはUVニスのコーティングがインラインで行え,付加価値の高い印刷物が短納期で提供できる。チャンバータイプのドクターブレードシステムを採用したコーティングユニットにより,印刷物全面に均等なニス膜厚を形成し,高品質なニスコーティングが行える。また,昇降方式のコーティングユニットが優れた操作性とメンテナンス性を実現している。

乾燥装置に合わせて4タイプのデリバリーが選択可能
排紙部はスタンダードデリバリー,セミロングデリバリー,ロングデリバリー,エクストラロングデリバリーの4タイプを用意しており,IR乾燥装置,UV乾燥装置が搭載可能となっている。コーティングユニットとの組み合わせにより,デリバリータイムを短縮させる即乾印刷はもちろん,フィルムやアルミ蒸着紙などの非吸収素材への印刷が行え,付加価値を一層高めることができる。

発売時期(国内出荷予定)
drupa 2008から1年後を予定


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