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[DTPの一歩先]
コーナーの設立主旨
DTPエキスパート認証・登録制度は、1994年時点ではDTPという新しい道具を使いこなすことに主眼をおいてカリキュラムを組み立てていた。対象および内容は当時の電算写植やスキャナを扱っている人にパソコンDTPのオープンシステムを理解してもらうことと、デザイナなどがDTPを手にすることで新たに印刷物製造工程の手の内のノウハウを理解してもらうことであった。
この2点は基本的には今も同じだが、すでに電算写植やスキャナが第一線から引いてしまった現状と、過去の印刷工程を知っているデザイナではなく、全く印刷工程を知らない人でもDTPを手がけるようになったことから、DTPエキスパートの目標を過去に拘泥したものではなく、もっと普遍化させて、キャッチフレーズを「よいコミュニケーション」「よい制作環境」「よい印刷物-高いパフォーマンス」と後に変えた。
つまり印刷物制作に関する技術革新がスローテンポになったとしても、制作サービスの価値を上げるよう努力する人がエキスパートなのだという定義にした。一見するとDTPの世界に変化は少なくなったようにも見えるが、XMLやデータベースの利用など印刷につながる情報源の環境は大きく変わった。またカラープリンタ、デジタルカメラ、液晶モニタなど作業環境も過去とは全くといっていいほど変わったし、まだ変わりつつある。顧客や外注先ともネットワークで情報共有するように変わりつつある。
これらへの取り組みは、それぞれの事情によって早い遅いの差があるが、だいたい進む道筋は見えてきた。そこでDTPエキスパートの試験ではその時の状況に応じて必要と思われる新たな問題を追加してきた。この種の問題は人によってはまだ時期尚早であったり、意外と感じられることもある。そこで一見とっつきの悪いテーマに関しては参考情報を見てもらう必要があると判断し、その中からランダムにピックアップしてDTPの一歩先(実際は半歩くらい)の情報として掲載していく。
第1回 sRGB 【19】
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